英国界の技巧派 キース・ムーア
2005年 03月 21日
タイトル通り全篇ギターばかりのインストアルバム。全く知らないアーティストだったが、タイトルと安っぽいが気になるジャケ、アヴァロンからのリリースという理由だけで購入してみたのだが、これが想像以上に良かった。
G3の英国ツアー(ジョーサト+ウリ+神マイケルというメンツ)にもゲスト出演したという彼の実力は、アルバムにも存分に表現されている。
ロック、JAZZ、クラシック、ファンクと様々な要素が感じられる楽曲群、そして、テクニカルだがピッキングが少々荒めのギターが良いんです。サウンドも余りエフェクターを使っていないのか歪みが気持ち良く、ギターが歌ってます。
特にM1、M2が秀逸。M1はメロディが非常に美しく、展開の多い大曲。M2はモーズ節も感じる小気味良いシャッフルナンバーでこれまた爽快。意外にムーディーなガットギターナンバーやもろジャズな曲も有り、ヴァラエティに富んだ内容で飽きさせません。
何でもライナーによると、この作品は3部作の第一弾とのことだったのだが、おーい98年から7年も経つのに今だ音沙汰ないぞ。っていうか、本人の動きすら全くわかりません。仙人ウリロートでさえリリースしてるんだから、早くあんたも頑張りなさいって。
KEITH MORE