三拍子揃い過ぎ リッチーコッツェン
2005年 04月 23日
でもね、昔から結構好きでした。
ギターもテクニックは当然、ルーズなチョーキングとか、荒々しい弾きっぷりとか、そして、何よりヴォーカルが最高に巧いし味があるんだ。ギタリストでヴォーカルにチャレンジするケースは多いが、なかなか巧いじゃん的なことは多くても、唸るほどってのは少ない。
その点リッチーは平均点を遥かに超える巧さ。
普通にヴォーカリストメインでもやってけるほどの実力の持主。
ポールギルバートとか、VAI、サトリアーニ・・・みんなゴメンナサイ。
やはりリッチーでしょ。ルックスも二重丸だし。
といいながら、やはり注目は彼のフレージングとリズム、楽曲。
3rd「ELECTRIC JOY」はオールインストながら、ファンク、ブルース、フュージョン色が強い楽曲がとてもとても印象的。
その中でも特にグルーヴィーなカッティングが素晴らしい。またソロのフレーズもぶっとびなスウィープからタップ、またあざとい位のチョーキングとか最高に攻撃的でかっこよい。
HR系のインストが多い中、テレキャスターを駆使したこのサウンドはなかなか注目だった。
リッチーがポイズンに電撃加入して完成したアルバム「NATIVE TONGUE」もかなり好き。
CCデヴィル時代とはかなり違って本格的なアメリカンロックをやっている。ブルースやソウル、はたまたゴスペルの要素もちらほら。パーティーロックとは無縁の大人なアルバムです。
リッチーもギタリストとして大暴れ。鋭く切れ込むバッキンングから、とにかくかっこいいソロ、と盛り沢山過ぎるくらい。アコースティックギターの小品インストも激テク。余裕すら感じます。残念ながらドラムの彼女を奪ってしまいメンバー関係が険悪になり、即脱退になってしまったのは惜しい。ポイズンとしては幻の一枚になるんだろうな、これは。
この人色々活動も幅広いんだよね。
凄腕スタンンリークラークらとのプロジェクトVERTUのアルバムもサイコーの内容でした。
ヴァイオリンとキーボードもいるので、サウンド的にはどこかドレッグスを思わせる部分もありますな。ややフュージョン色が濃いけれども。
しかし、メンバーはみなさんものすごいテクニックで気持ちよすぎ。
リッチーのギターもとにかく素晴らしい。彼的にはもっと激テクなアルバムもありますが、伸びやかに歌いかつ複雑なフレーズをかます実力はさすがだなあ。
ヴォーカルも披露してますよ。
これは今でもたまに聴きたくなる名盤でしょう。
また、彼のヴォーカリスト、ギタリストとしての実力を存分に味わえるトリオがマザーヘッズファミリーリユニオン。これはホントにソリッドかつアグレッシブなリッチーが堪能できます。
このアルバムで初めてリッチーを認めた人も多いと思う。歌もサイコー。天は二物を与えてしまったのですよ、彼には。
このほかにもグレッグハウとのアルバムも良いし、ソロアルバムも味わい深くて良い。この人極端なハズレはないと思う。そうそう、ミスタービッグのことには全く触れなかったけど。あれはあれでってことで。おかげさまで名前はメジャーになったし、ヤンギの表紙も飾れるようになったのはこの出来事が大いに関係してるでしょう。脱退したポールに感謝感謝のリッチーなのでした。
リッチー・コッツェン…上手いですよねぇ…ポイズンもこのアルバムでは異様な雰囲気を醸し出し、かなりテクニカルなバンドに聞こえます。CCデビルの時は上手いのか下手なのかわからないバンドでしたけど…(苦笑)
この人ギターだけじゃなくて、歌も上手いですよね!ぶっちゃけ、このポイズンのアルバムもリッチーが歌っても良いかなぁ…なんて思ったりしますね。
sorapapaさんの所に来ると聴きたいものが増えますよ~♪
彼はギターはもちろんのこと、歌声もすばらしいですね~。
ディープでソウルフルで・・・・。
みんなにリッチーの声を知ってもらいたいと言う意味で、MR.BIGでもう少し長くやって欲しかったなぁと思います。