名曲はどんな形でも名曲なのだ QUEEN編
2012年 01月 21日
フレディ・マーキュリー亡き後のポール・ロジャース・クイーンは敢えて追いかけませんでした。
クイーンの中でもフレディのペンによる曲が大好きなオイラですから、複雑なんですよ。
で、クイーンのカヴァーモノは結構チェックしてきました。
が、最近また面白い作品が出ていましたので、遅ればせながらチェックでございます。
まずは、我らがエディ、三柴江戸蔵こと三柴理のフレディ・マーキュリーへのトリビュート・アルバム。
三柴理『FREDDIE MERCURY TRIBUTE 「LOVE OF MY LIFE」』
フレディ作曲のクイーン曲をなんとソロピアノで一発録音するという恐ろしい企画作品。
エディならではのアレンジとテクニックの見せ所。
いやあ、スゴイですよ。
勿論、原曲のバンド・サウンドのような力強さはありませんが、ソロピアノへの感情移入が凄過ぎ。
単なるBGMにはならないし、飽きさせない構成力にも脱帽。
そして、何より選曲のセンスが素晴らしい。
「DEATH ON TWO LEGS」「NEVERMORE」「TAKE MY BREATH AWAY」なんかをセレクトするあたり、ツボをかなーり刺激されます。
クイーン・ファンには是非、いや必ずチェックして欲しい一枚。
それと、もう一つはコイツ。
1966カルテット『ウィ・ウィル・ロック・ユー~クイーン・クラシックス』
全く知らなかった女性カルテットですが。。。前作ではビートルズのカヴァーをしてたみたいです。
超美人がいる訳でもなく、、、(笑)まあ、手の届くややかわゆすといった身近な感覚は女性にとっては近寄りやすいかもですな(笑)
クイーンのカヴァーと聞いたらオイラの出番でしょう(笑)
まあ、冷やかしで買ったみたいな感じでもあるのですが。
選曲に関しても無難でエディのような愛情は感じられませんが、ライトユーザーに対してはこれで正解なんでしょう。
強いて挙げるのであれば、「イニュエンドウ」と「フラッシュゴードンのテーマ」は嬉しかったです。
弦3本とピアノという4人編成なので、どうしてもオーケストラなんかと比較するとショボショボに聴こえてしまうのがなんだか悲しいですが。。。
まあ、クイーンをライトクラシックなBGMで楽しめるのは良いかもしれません。
ジャケを『クイーンⅡ』のパロディで攻めた所は好感触ですが、そのアルバムより1曲も収録しないところがマニア心を掴めない稚拙さかもなあ。。。ちょっぴり残念。
ともあれ、軽ーい気持ちでクイーンに触れてもらえる機会になるのであれば、それはそれで嬉しいかもしれません。
まとめると、クイーン好きにはエディのアルバムを、クイーンを知らないけどなんか柔らかいクラシカルなBGMが欲しい方には1966カルテットを。
という推薦でこの記事を締めさせて頂くことに致します。
ちゃんちゃん!!