YES その4

今回もまたまたYESですよ。
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最近の作品の中で(っていっても1999年のだけど)もっともYESらしいと思われるアルバム「THE LADDER」を紹介したい。

恒例のメンバーチェンジがまたあり、Jアンダーソン、Sハウ、Cスクワイア、Aホワイトに加え、ロシア人キーボーディスト“イゴール・コロシェフ”と元WORLD TRADE(知ってる人いるのかなあ?)のマルチプレイヤー“ビリー・シャーウッド”というメンツ。

Iコロシェフも素晴らしかったが、なんと言っても今作のキープレイヤーBシャーウッド!兼ねてからYESファンを公言し、プロデュースワークでも有名な彼がYESのYESらしさを引き出したといえるんではないだろうか。

透明感溢れるジョンのヴォーカルに華麗かつ美しく展開される構築美的楽曲群。適度なPOPさもたまりませんYESらしい遊び心も随所に感じさせられます。フルヴォリュームな内容だが頭から最後まで捨て曲はなし。Sハウもエレキにアコギにはりきってます。この緩急が心地良いんですね。YESミュージックでしょう、これこそが!久々のロジャー・ディーンのジャケットもはまりまくり。必聴ってやつでしょう。
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そして最後の締めくくりはYESのトリビュート盤「TALES FROM YESTERDAY」です。
ハズレものの多いトリビュート盤ですがこれは大当たり!!!

YESをリスペクトするミュージシャンだけでなくYES関係のミュージシャンも参加してかなり奥深い作品になってますよ。マイクヴァーニー率いるマグナ・カルタよりのリリース。

M1はマルチプレイヤーROBERT BERRYによるHR調の「ラウンドアバウト」なぜかEDのアコギだけ本家Sハウが参加してます。出来はまあまあ。

M2は僕のオススメ。ZAPPA'Sチルドレン、天才マイクケネリーのユニットによる「シベリアン・カートゥル」ほぼ完コピだけどアレンジの妙など味があって大好き。

名手スティーブモーズ大先生によるソロギター「ムード・フォー・ア・デイ」「ザ・クラップ」も完璧。はっきりいってハウより巧いです。ハウは味含めての魅力ですからね、それはそれであり。

また、元メンバー関連でも初代ギタリスト“ピーター・バンクス”や「リレイヤー」で大活躍の“パトリック・モラーツ”も参加してます。ハウもアニー・ハズラムと組んで美しいカヴァーをしてますね。

また先程紹介した「THE LADDER」では正式にメンバーになるBシャーウッド率いるWORLD TRADEによる「不思議なお話を」も良い出来でオススメです。
その他、Mヴァーニ印のテクニカル系バンド、マゼラン、シャドウギャラリー、カイロも自分流のHR調でYES楽曲を料理してます。出来はうーむ、普通ですけどね。
あ、コネタでRウェイクマンの息子のバンド“ジェロニモ・ロード”(全く知らねーよ!!)も「スターシップ・トゥルーパー」で参加してます。僕の大好きな楽曲が妙にHR系の野太いヴォーカルにマズく料理されてます(笑)

まあ、イマイチなものも何曲かはありますが、結構興味深いカヴァーが多いのでYESファンには一応オススメしてみますね。また自分の好きなアーティストの名前を発見できた方には逆にYESへの入り口になってくれればと思います。

ジャケットはロジャーディーンが手掛けているせいもあってYESの公式アルバムっぽくてファンにはしっくりきやすいかもしれませんね。

とにかくYESに一度どれでもいいから触れて欲しいものですね。聴かず嫌いはよくないですからね、きっと(笑)
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by sorapapa227 | 2005-07-03 22:07 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

音楽やギタリスト、食、サッカー、散歩など、程よくテキトーな日常日記


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