まさに神!ウリ・ジョン・ロート
2005年 03月 04日
初めて聴いたのはスコーピオンズの名盤「ヴァージンキラー」。
例の幼女ヌードジャケットで話題のあのアルバムです。
はっきりいって「キャッチ・ユア・トレイン」のソロにやられました。
あの時代にクロマティックのスケール下降、ちょっとピッチ上がり気味のチョーキング、唐突なディミニッシュと全てがショッキングでした。
そこから、エレクトリックサン、ソロアルバムと聴きまくり。
特に「BEYOND THE ASTRAL SKIES」にハマリました。
HR、ジミヘン、クラシック、オペラの融合というかなんというか、とにかく感動の嵐。
ミックス状態はイマイチですが何よりも楽曲とギタープレイが素晴らしい。
マイケルフレクシグの天にも昇る様なヴォーカルも良い。
ウリ自身のヴォーカルは相変わらずのヘタウマだが・・・
イングヴェイも尊敬する流れるようなスケールフレーズ、ポ-ルギルバートも驚きのスキッピングも聴けるし、まさに早過ぎた天才と言える。
そのあとしばしの隠居があり、ようやく動き出した神、SKY OF AVALON名義でリリースした「プロローグ 天空伝説」も今後創作予定の大作のダイジェスト的内容だが、よりクラシック、オペラの影響も有り、劇的なまでの仕上がりになっている。
スカイギターがヴァイオリンの如く泣きに泣いていて、とにかくそのギターサウンドの素晴らしさにただ脱帽だ。元フェアウォーニングのトミーハートも参加しており素晴らしい声を披露していますよ。
ネオクラ系が好きな方は間違いなく聴きだと思う。
ってことで、ウリ名義の「BEYOND~」とAVALON名義の「天空伝説」はマストアイテムです。ジャケも素晴らし過ぎなんで大きく載せてみます。それぞれ、モニカ・ダネマン(ジミヘンの元恋人で今は亡き画家)作とウリ作なのですが美しい、美し過ぎる。
っていうかウリものは全部チェックして欲しいですけどね。
ULI JON ROTH