影の実力派 タイ・テイバー

バンドとしてはものスゴク評価高いのに、プレイヤー一人一人に焦点が当てられてないじゃんってことがままあります。まあ、それはそれで悪い事ではないんだけどね。
ただ、もっと注目してあげようぜって思う事もあるんですよ、はい。

ということで今回はTY TABOR(タイ・テイバー)ですよ。
この人KING'S Xのギタリストです。

かのバンド英国、米国においては一時期かなり評価されてましたが、こと日本においては惨敗といっても良い位マイナーでしたねえ、残念ながら。

でもオイラは大好きでしたよKING' S X!キングス・エックス!
なんかバンド名もカッコ良く感じてたんですよね。
DOUG PINNICK(vo・b)、TY TABOR(vo・g)、JERRY GASKILL(d)によるトリオ。

何作かチェックしたんですけど、やはり一番最初に新譜として聴いた4thアルバム「KING'S X」が一番思い入れがあります。
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個人的にはミクスチャー・ロックの走りの貴重なバンドだと思ってます。
当時はまだミクスチャー・ロックという表現はまだあまりメジャーでなかったため、非常に中途半端な扱いを受けていたのが残念です。
恐らくHM/HRに特化して紹介されていたのでしょう。時代を先取りし過ぎたんだろうな。2000年代に登場したのならかなり注目株だったことでしょう・・・(涙)

70'sハードロック、60'Sポップス(主にビートルズかな)、ヘヴィロックと様々な要素を取り込んだ独特のサウンドはただただクールでした。
重厚なリフ、どこかダグのジミヘンを想起させる歌い回し、ハッとさせられるメロディー、、、そして何よりふんだんに盛り込まれてる3声のコーラスの洪水が素晴らしい。これぞ彼らの最大の強みでしょう。また、黒人特有のグルーヴがたまらないんですよね。

オススメはM4「LOST IN GERMANY」、サビのコーラス、メロが耳に焼きついて離れませんっ!M2「PRISONER」も好きだなあ。

タイは比較的オーソドックスなプレイが多いですがこの人サウンドが素晴らしい。太いんだけど音の輪郭がくっきりしていてね。
決して弾きまくりではないんだけど、チョーキングの大胆な泣き方とかね好きっす。
リフの切れ味、重さもかなりキテますし、アコギの使い方とか巧いんだよねー、ぜひチェックをっ!

で、そんなタイのテクニカルな弾きまくりを聴きたいという方には(いるのかなあ?)スーパーユニットであるPLATYPUS(プラティパス)がオススメです。

Ty Tabor(g・vo)、John Myung(b)、Derek Sherinian(k)、Rod Morgenstein(d)という豪華メンツが70'sHR風の楽曲にチャレンジしています。
とはいえ只者ならぬ集団、オーソドックスなHRに終始しているわけでは当然ありません。テクニカルな側面もバリバリですよ。

簡単に言うとDEEP PURPLE、URIAH HEEP系のバンドサウンドにDREAM THEATERとDREGS的要素を加えたような雰囲気かもしれません。

c0064706_19501671.jpg1stアルバム「WHEN PUS COMES TO SHOVE」はヴォーカルもの5曲、インスト5曲の渾身の力作です。

タイのギターもキングスXと異なりかなり弾きまくってます。レガートな速弾きやメロディアスな泣き、メカニカルなフレーズなど新たな一面を存分に見せ付けています。

デレクの鍵盤もさりげなく楽曲を支えたと思えば、バリバリに攻撃的な弾きまくりがあったりしてたまりません。

大好きなロッドのドラムも大活躍。パワフルかつ繊細なドラミングは本当に気持ち良いですね。変拍子とか関係ないもんなあ。サスガです。

ジョンはDTに比べるとちょっとおとなしめかもしれませんね(笑)

一番のお気に入りはM4「Platt Opus」!DT+DREGSなインストがたまらなくカッコ良い。各楽器のインターバルがバランス良く配置されてて楽しめますね。
M7「Chimes」の優しいメロディーも心地良いですね。モーズ先生のようなラインだなこの音使い。染みます。
M9「Bye Bye」はタイのヴォーカルが素晴らしいバラード風。ランディー・ローズの「GOODBYE TO ROMANCE」っぽいイントロのフレーズが泣けますね。タイのための効いたギターソロもイカしてます。しかしこのバンドはなんでも出来ちゃうなあ。
まんまジェフ・ベックなM10「What About The March」も面白いですよ。

c0064706_19503339.jpg2ndアルバム「Ice Cycles」も内容的には悪くないんですけど、1stと比べてしまうとこじんまりとまとまってる気がしてねえ。ちょっと物足りないかもしれません。まずは1stからでしょうね、やっぱり。心と体とお財布に余裕がある方はこちらの2ndも追っかけてみて下さい(笑)

しかしタイは最近何やってるんだろうな。
ソロアルバム以降目立った音沙汰がなくてちょっと寂しいです。
あ、でもKING'S Xではアルバム出していたような気もするな。
しかし彼も本当にイマイチ評価されてないギタリストだなあ・・・
あんまり弾かないイメージなのかな?
いやいや、そんな事はありませんので、ギターファンの皆さん、彼のギターにも耳を傾けてあげてくださいねー(笑)
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# by sorapapa227 | 2006-01-04 19:50 | 音楽 | Comments(4)

たまには読書も

最近あんまり小説を読んでないなとふと思いまして。
雑誌はギタマガ、サッカー、食系中心になんとなくは読んでるんだけど・・・

で、突然ですが東野圭吾が大好きです。
前にも書いたんですが、ミステリー系の小説はチョロチョロ読むんですよ。

王道だけど、北村薫、宮部みゆき、貫井徳郎、加納朋子、真保裕一、横山秀夫、天藤真あたりが好みです。

が、いくら好きでもなかなか全作品を読破している作家って少ないんですね。
でも東野圭吾だけは全て読んできてるんですよ。

新作が待ち遠しくて・・・
だけど、最新作「容疑者Xの献身」はまだ未読なんですよ(悲)
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以前は文庫はもといハードカヴァーでも購入したりもしていたんですが、今の家に引っ越してきて生まれて初めて、図書館の便利さに気付きまして。
だって家から3分の近さ、通勤路だしね。予約すれば新作も結構早く読めるんですね。
目から鱗でした。
チクショーなんで今まで気付かなかったんだ・・・自分の税金も使われてるってのに(笑)

ってことで、今は図書館の予約待ちなんですよ。

でね、この最新作が東野作品の中でもオイラの大好きな“探偵ガリレオ”シリーズ初の長編なんですね。期待は高まるばかり。
しかもさ、ミステリー系の賞を3タイトル総なめにしてしまったんですよ。
ますます人気出ちゃうじゃないねえ、いいことなんだけど。

なので、悔しいから予約待ちの間にシリーズ作品を読み直す事にしてみました。

シリーズ第1弾「探偵ガリレオ」、第2弾「予知夢」ともに短編集なんですが、本当に改めて面白い。1編ごとの内容が濃い事濃い事。
同じ小説を繰り返し読む事ってあんまりしないんだけど、この作品はありでしたね。
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探偵ガリレオことホームズ役の天才物理学者“湯川学”とワトソン役の警視庁捜査一課“草薙俊平”の絶妙のやりとりがたまりません。
また数多の怪奇な事件に対するロジカルな結末にも何度も驚かさせられる。

文庫の帯キャッチがこのシリーズの全てを語っています。

「刑事は奇怪な事件を抱えて天才物理学者の扉をたたく」

ね、読みたくなってきたでしょう?(笑)

もうこっちも最新作読みたくてソワソワですよ、ハイ。

ってわけで興味を持たれた方はぜひ。
気楽に読めるんだけど実は深いです。
一度お試しあれ。
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# by sorapapa227 | 2006-01-04 18:34 | | Comments(1)

これぞ懐の広さ ANDY TIMMONS 再び

最近パワーポップものを取り上げていたせいか、割とメロディックものをよく聴いているんですよ。やっぱり切なPOPメロにはうっとりしてしまいますからねえ。

で、この流れからは意外だと思うかもしれませんがANDY TIMMONS(アンディー・ティモンズ)ですよ。大好きなギタリストなのに自分の“OH! MY G3”でも何故か取り上げ損ねたんだよなあ(笑)

彼の本質は以前にも紹介したソロアルバムだとは思うんですが、器用な彼のプレイはそこだけに収まりません。名前を知られるきっかけになったDANGER DANGERでの演奏も最高ですしね。セッションや別ユニットも精力的にこなしてるアンディーですがその中でもヴォーカルものもあったりするんです。
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前置き長くなりましたがOrange Swirlですね。
アンディーはビートルズ好きを公言してますが、まさに60~70’sのPOPS的メロディックな楽曲を演奏するユニット。
楽曲、vo・gは勿論のこと、またbも一部彼がプレイしてますね。ほとんど一人ユニットでしょう、きっと。

決して上手いヴォーカルではありませんが、なかなか雰囲気のある声の持主です。もちヘタウマ系ですけど(笑)vaiやsatorianiのヴォーカルスタイルに近いかもな・・・

楽曲はとにもかくにもメロディック。ビートルズの遺伝子がプンプンです。
明るいんだけどどことなく切なくてねえ。細かい事抜きに気持ち良いなあ、やっぱ。

ギターはいつもよりやや抑え目ですが、そこはアンディーしっかり弾く時は弾いてますよ(笑)
逆回転風ソロ、大胆ワウ踏みソロなどかなりお遊び的要素もあって楽しませてくれます。特にペケペケな音での速弾きとかね~笑っちゃいますよ。
中ジャケから推測するに、GRETSCHやRickenbackerを中心に使用してるみたいですね。

全体的にはポール・ギルバートの1stソロあたりに似てるかもしれませんね。ギタリストはどうでもよいパワーポップファンにも耐えうるクオリティだと思いますんで、オススメですね。

一方所変わって・・・
アンディーが思いっきりFUSIONしてるアルバムもぜひ。
このひとはホント器用で、ROCK寄りのアプローチ以外にもJAZZ、FUSION、カントリーなどお手の物なんですね。その器用貧乏さが災いしてイマイチ評価低いって節もあります(苦笑)
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というわけで超スゴ腕ドラマーSIMON PHILLIPSのLIVEアルバム「OUT OF THE BLUE」ですね。スタジオ盤にも参加していたアンディーが彼のソロツアーにも全面参加。
ほとんど修正無しだと思われるド迫力の演奏は緊張感に溢れていてスゴイっす。

曲も手掛けるサイモンの超難解な変拍子やメカニカルな複雑フレーズ、ファンクなノリ、はたまたJAZZ調まで縦横無尽の活躍ぶりですよ。スゲー。

でもね、やっぱりアンディーなんだよね。
かなりソリッドだが艶と伸びのあるトーン、力強くアタッキーなピッキング、歌うようなサスティーン溢れるサウンド、またフィードバックが気持ち良いんですね。

ほんとテクニシャンだなあと改めて脱帽。
ギターばかり(毎度の事だけど)に焦点を当てちゃってますが、主役はやはりサイモンの超絶ドラムワーク。これがLIVEだというのだから末恐ろしい。
SAX、キーボードも大活躍だし、ベースもそんなに派手ではないが着実にボトムを支えていますね。
ただこれは一時的ではあるかもしれなけど、ユニットではなくてまさしくバンド。ツアーで培われたバンドグルーヴが全開でチームのまとまりを感じさせます。結構ユニゾンフレーズとかも多いしね。
セッションものかあ・・・と敬遠していたあなた!不正解です(笑)
このバンドの一体感を味わって下さいね。
また演奏陣のものすんごいハイテンションぶりも感じてもらえると嬉しいです。

というわけで、久しぶりのアンディ・ティモンズでした。
早くソロで来日してね~
クリニックじゃダメですよ~(笑)
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# by sorapapa227 | 2006-01-03 17:35 | 音楽 | Comments(10)

HR魂の原点を KATMANDU

新年一発目に何を紹介しようかなと考えてたんですけど・・・
ジャケがある意味正月っぽい(?!)コレに決めました!
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KATMANDU(カトマンドゥ)唯一のアルバム「KATMANDU」ですね。
FASTWAYのDAVE KING(vo)とKROKUS、ASIAそしてちょっと前にGOT⊥HARDにも参加してたMANDY MEYER(G)を中心に結成されたバンド。
1991年の作品だからもう15年も前になるんですね、、、新譜で買ったのは今や昔(笑)

ロバート・プラント、デヴィカヴァ系のソウルフルなHR的ヴォーカルを聞かせるデイヴはなかなか味があります。かなり熱いシャウトが楽しめちゃいますんで、こっち系好きな人はハマリですよきっと。

70年代風HRの色も持ちつつ、あくまで90年代のテイストも取り入れた新機軸のHRが当時かなり新鮮でした。楽曲も直球HR、POP調、アコースティックもの、ややゴスペルというかR&B風までとヴァラエティに富んでいて聴かせどころ満載ですね。

また、マンディのギターがとにかく素晴らしいです。
ASIAの時よりもアンプ鳴らしてます的なソリッドで太いサウンド。ナチュラルな歪みがまたいーんですよ。
楽曲に合わせた懐の広いギタープレイがとても印象的です。泣けるし、歌えるし、暴れるし・・・
テクニックは比較的オーソドックス派ですが、アコギも巧いし、さりげないスライドやアーミングなどかなりセンスのあるフレーズをビシバシかましてくれます。それとこの人ピッキングハーモニクスが気持ちいーんですね、サウンドといいタイミングといい、最高!

それにベースもなかなかですよ。ケイン・カラザースっていう黒人なんだけど、ノリがグルーヴィーだし複音の挿みとかハッとさせられますね。

全曲必聴といって良いほど楽曲クオリティは抜群なのですが、強いてオススメをピックアップするならば、POPなサビとリフがインパクトなM3「LOVE HEARTS」、ソウルフルな歌い回しとスライドギターが印象的なM5「WHEN THE RAIN COMES」(後半部のテンポアップの部分とかテンション上がりますよ!)、ドラマティックなHM的アプローチが痛快なM10「MEDICINE MAN」あたりでしょうか。
U2のカヴァー「GOD PARTⅡ」も良い出来ですよ。アレンジがジミヘン風になっちゃうところが笑えますけど。

残念ながらこのバンドこの1枚をもって消えてしまいます。
ギタマガでは奏法特集もある位プッシュしてたのに・・・

ジャケもB級だし、メンバーもそんな有名所じゃないんで、あまり注目されてない(なかった)気もしますが、作品はもうそりゃあ太鼓判押しちゃうくらい素晴らしいので、ぜひに聴いてみて欲しいですね。

結構中古市場で寂しい金額で放出されてますので、、、拾ってあげてくださいまし(涙)
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# by sorapapa227 | 2006-01-03 01:52 | 音楽 | Comments(8)

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

このブログを立ち上げてもうすぐ1年。
まさかこんなに続けられるなんて思ってませんでした。

軽い気持ちで立ち上げてみたものの、遊びに来ていただいた皆さんの後押しのおかげで、気持ち良く続けられてます。

今年も相も変わらずギターバカ丸出しで、まーったり進行していこうと思いますので、宜しくお願いします!!!
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# by sorapapa227 | 2006-01-01 11:54 | 雑記 | Comments(20)

ズーター兄弟恐るべし THE SZUTERS

最近はなんだかパワーポップの流れなので、もう一つ紹介したいバンドがあります。

その名もズーターズ(THE SZUTERS)!
カッコ悪いバンド名だなって思った方!侮っちゃイケませんよ。彼らはヤバいです。

一言で言うなら、アメリカンテクニカルパワーポップという感じでしょうか。
マイク・ズーター(g・vo)、C.J.ズーター(vo・g)のズーター兄弟が中心となり結成されたこのバンド。デビュー前はOUTTA THE BLUEと名乗ってたらしいです。

かのポール・ギルバートにデモを渡せたことが一つのきっかけになり、デビューのチャンスを獲得したようなんですね。
ポールも絶賛するビートルズの遺伝子的超良質メロディー、ヴォーカルハーモニー、そして何より屈指の演奏力が彼らの最大の魅力。

c0064706_2221935.gif1stアルバム「THE SZUTERS」はポールのプロデュース。
彼らの敬愛するビートルズ、チープ・トリックなんかの雰囲気がたっぷり詰まってますね。
ただ、全体的にはパワーポップとHR的要素が中途半端に混ざってて、どっちつかずになってる気がします。そこが弱点かも。
パワーポップファンにはHR過ぎて、HRファンには軟弱過ぎるという・・・

でもね、2nd「AMERICAN POP」で生まれ変わったような素晴らしい作品を作り上げています。
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デビュー前時代の過去曲も取り入れて、どこか吹っ切れたかのような印象。
サウンド的にはややハードだけど、メロディーが素晴らしくPOPなので、とにかく爽快。
また、ギターもガンガンに全面に出してとにかく弾きまくり。ポールもびっくりの超絶速弾きもあって楽しませてくれます。しかし巧い・・・

前作と違っていい意味でバランスがとれてます。ハードな曲はよりハードに、メロウな曲はより・・・という感じでね。
普通はこっち系のバンドにHM/HRファンはあまり期待しないんだろうけど、やはりこの超絶ギターには惚れてしまうんでしょうね。

c0064706_22213819.jpg3rd「NOT QUIT AT BUDOKAN」も良いですよ。
極上のメロディーばかりなんで安心して聴いてみてください。
個人的にはTHE KNACKのカヴァー「GOOD GIRLS DON'T」が超お気に入り。

ただね、残念なのは、日本では彼らは割とBURRN!なイメージでとらわれてるらしく、純粋にパワーポップバンドとして認知してもらえてないのが悲しい。
確かにポールが関わってたり、HR/HM系の雑誌で取り上げられる事が多いのもあるんだけど・・・
普通にBEATLESやCHEAP TRICKを嗜好する方、はたまたストレンジデイズな方に聴いて欲しいんだよなー。
ENUFF'ZNUFFとかとおんなじ。正統に評価されてないバンドだと思う。

まあ、とはいえHR/HMファンにも全然イケルくらいの演奏力、クオリティを持っているし、それはそれで良いのかもしれません。
でもやっぱり、ジャンル好き嫌い関係なくありとあらゆるポップスファンに聴いてもらいたいというのがホンネ。

しかし、、、どの作品もジャケットのチープさは何とかならないものでしょうか。
それが原因でイマイチ人気がでないんだったりして(苦笑)
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# by sorapapa227 | 2005-12-30 22:21 | 音楽 | Comments(8)

隠れた名盤!? THE SEMANTICS

BEN FOLDS関連で紹介したいのが、パワーポップの隠れた名盤THE SEMANTICS(ザ・セマンティクス)唯一の作品「POWERBILL」ですね。
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ベンがインディーズ時代に組んでいたバンド“マジューシャ”にも名前を連ねていたMILLARD POWERS(vo・b・g・k)とWILL OWSLEY(vo・g・b・k)によるプロジェクトです。
この稀有なるメロディーメーカー二人を引き合わせたのもベンらしいっす。

恐らく日本盤しかリリースしてないとは思いますが、珠玉のメロディーの詰まった名盤なので、ギターポップ、パワーポップファンには超オススメしちゃいます。特にベン・フォールズは勿論、ビートルズ、トッド・ラングレン、XTC、はたまたビッグ・スター、ジェリーフィッシュなんかの名前でピンと来る方はツボでしょう。

ドラムは今やオアシスの屋台骨ザック・スターキーですね。可も無く不可も無い無難なドラミングを披露してます(全然誉めて無いじゃんって・・・/笑)

全体的にはミラードがアッパー系、POP系の楽曲で、オウズリーがメロウな楽曲でリードヴォーカルをとっている印象かもしれません。

こっち系のバンドって意外にギターがおとなしめだったりするんだけど、オウズリーは弾きまくってますね。なんたって彼のギターヒーローはエディとルークらしいので。

全曲佳曲揃いなんですけど、オススメは爽快なパワーポップ節が気持ち良過ぎのM2、M5、M9あたりかなあ。

オウズリーのギタープレイ的にはエディっぽいワイルドなソロが堪能出来るM2、まさにルークじゃんのM4、歌い上げるようなメロと音使いが素晴らしいM9は要チェックですね。

残念ながらこの1枚をもってユニットは解体してしまいますが、二人はその後も親交があり、オウズリーのソロアルバムにもミラードが客演しています。

c0064706_20592893.jpg1stソロアルバム「owsley」は日本でも大々的に取り上げられていたのでご存知の方も多いんではないでしょうか。

ミラード程ストレートなアッパー曲は少ないですが、やはりオウズリーの書く憂いあるメロディーは素晴らしいですね。グッときちゃいますよホントに。

また、ギターもしーっかり弾いてますのでね。テクニカルではないんだけどFATなサウンド(多分ジャケットのレスポールゴールドトップなんだろうな)で気持ち良く弾いてるのが嬉しいっす。

オススメはやっぱりFMなんかでもよく流れてたM1「OH NO THE RADIO」ですねー。本当に爽快なんだけど何故か泣けるんですよね。

セマンティクス時代の曲も2曲録り直してますね。比較してみるのも面白いですよ。

しかし、彼のルックスについては・・・ノーコメントで。CDトレー下の写真見てビビって下さい。デブでおっさんなのよねー(苦笑)

c0064706_20594531.jpgこの後パッタリ音沙汰なかったオウズリーでしたが、2003年にさりげなく2ndアルバム「the hard way」をリリースします。

より洗練されたメロディーはやや大人の雰囲気も漂わせ、最早ポップ職人的風格すら感じさせます。少し地味な印象も多少受けますがやはりこの人才能あるな。美メロの宝庫です。やはり必聴と言い切ってしまいましょう(笑)

あーあ、もう1回セマンティクスやらんかなあ・・・
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# by sorapapa227 | 2005-12-28 16:15 | 音楽 | Comments(2)

え?ギター無いの? BEN FOLDS FIVE

まさかこんなにギター好きなオイラがギターレスのバンドに入れ込むなんて・・・
ホント自分でもビックリ。

BEN FOLDS FIVEのことですね。
学生時代にギターポップ、パワーポップにはまった時期が合って、そんなときに友達の“大将”に教えてもらいました。
まだ、大ヒットする前で、輸入盤が俄かに口コミで盛り上がってた頃ですよ。

ニルヴァーナ・ミーツ・ビリー・ジョエルってキャッチも胡散臭かったけど、ビートルズ、トッド・ラングレン、クイーン、エルトン・ジョン、ましてジェリーフィッシュを引き合いに出されたら聴かずにいられませんよ、そりゃ。

Ben Folds(vo・piano)、Robert Sledge(Bass)、Darren Jessee(drums)のギターレストリオ。
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えー、ギターいないのー・・・という不安も1stアルバム「BEN FOLDS FIVE」をステレオでplayした瞬間に吹っ飛びました。
メロ、リズムと縦横無尽に駆け巡るベンのピアノがまず最高。時に優しく、時にパーカッシブかつアグレッシブに、、、生ピアノが強烈にカッコいいんですね。
また、ジミヘンを敬愛するギタリストだったロバートの歪みまくりのリード・ベースがまた素晴らしい。
ダーレンのドラムは決して巧くはないんだが、味があるんですね。バタツキ感がまたはまってるんかな。
またベンの切な味ありのヴォーカル、リズム隊のコーラスワークが素晴らしいのですよ。コーラスがイケてるバンドはやはり強い!

全曲大好きなんですが、強いてオススメを上げるならば、イントロからヤラれまくりの切なPOPのM2「Philosophy」が一番です。大人気ドラマ「ロンバケ」で使用され、瞬く間に人気曲になってしまったのには、嬉しいような寂しいような複雑なキモチですが・・・

またM6「Underground」のハーモニーにも痺れるし、M9「Best Imitation of Myself」の展開も泣ける。

とにかく珠玉のキラキラメロディーが詰まった玉手箱のようなアルバムなので激必聴盤でしょう。

初来日公演の新宿リキッドルームにも参戦。フロア全体が揺れる程の盛り上がり。バンドと客の距離感も良く、非常に感動的でした。ベンのピアノはやっぱ最高。キース・エマーソンばりにピアノ上で暴れてましたよ(笑)

3rdの「ラインホルト・メスナーの肖像」は当時のベンの内省的な部分が反映されたのか、非常にスローな楽曲が多く、アッパーなものが限りなく少なくて、賛否両論別れた問題作。
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でもオイラは大好きなんですね、この作品。大胆にストリングス、ホーンを導入し、オーケストレイトされた楽曲群がとにかく秀逸。コーラスワークもハンパない仕上がりです。確かに暗い曲が多い気はしますが、メロディーはますます磨きに磨かれ美し過ぎます。泣けます。

オススメはやっぱり展開激しく、このアルバムの一味違う全体像を予感させるM1「NARCOLEPSY」とロバートのベースが弾けまくりのM6「ARMY」あたりでしょうか。

ややコンセプチュアルな雰囲気も含んだ作品で、難しい印象もあるらしいけど、決してそんなことはありません。
さらにワンランク上へと進化したBF5を味わえる好盤なんですよ。これも必聴だなあ。

c0064706_23483641.jpgBF5解散後、ベンはソロの道を歩き始めます。
ben folds名義の1st「rockin' the suburbs」は吹っ切れたようなPOPソングが目白押しでとっても爽快です。
ギターも使い出しましたよ(笑)
appleのCMでも使われてたM2「ZAK AND SARA」は皆さんもきっと耳にしてるはず。
全編に渡って素晴らしいメロディーが響き渡り、ベンの才能がいかんなく発揮された傑作でしょう。

この才能に触れないのは惜しい、もったいない、人生の?分の一は損してる筈(笑)ですので、みなさんぜひ試してみて下さいね。
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# by sorapapa227 | 2005-12-23 23:48 | 音楽 | Comments(6)

もっとクリスマス

歌い上げの女性ヴォーカルものってちょっぴり苦手です。
なんでだか、はいはい、わかりましたって気分になっちゃうんですよね。
そんなフェイク使ってまで大袈裟に歌ってもさ、、、なんてね。

でも、なぜかこのアルバムだけは好きなんですね。
CELINE DION(セリーヌ・デュオン)の「FALLING INTO YOU」です。
オイラにとってこの作品はクリスマスの似合うアルバムなんですよ。
とーっても。
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日本でも勿論全世界で激売れの作品ですね。
こと日本ではドラマの主題歌「TO LOVE YOU MORE」の大ヒットもあって彼女の名を不動のものにしました。

で、普段は絶対こっち系の音楽に触れないのに、なんかのきっかけで聴いたら・・・コレがツボでした。

まずM1「IT'S ALL COMING BACK TO ME NOW」にイキナリやられました。
もう一大ドラマですから。楽曲はロッカオペラ、MEATLOAFでもお馴染みのジム・ステインマン。 頭のピアノのコード一発で落ちますよ。奮えるような歌声にはもう痺れるしかないでしょう。
さりげなく曲をサポートするギターはティム・ピアス。なんて事ないコードの刻み(ミュートの掛け方がニクイ)も程好いディストーションの歪みで、ROCKテイストを加えててグッドなんです。特にサビ途中のグリッサンドなんか最高に効きまくり。やっぱギターっていーですねー(笑)
なんとヴォーカルアレンジはかのトッド・ラングレン!この1曲のために素晴らしいメンツが集まってるんですよね。
ドラムのクレジットにはケニー・アロノフの名前もあってちょい嬉しいかも。
もうこの作品の超イチ押しでしょう。

そしてオイラ的には大好きなカナディアンマルチミュージシャンのアルド・ノヴァのペンによる楽曲が3曲収録されてるのにもニヤリ。セリーヌとはカナダ繋がりなんかな?

M8「DREAMIN' OF YOU」の優しいメロディーはまさにアルド節。泣かせのミディアムチューンですね。クリーントーンのギターソロもアルドによるものでしょう。染みます。またね、コーラスにもアルドの声が・・・嬉しい。

M9「I LOVE YOU」もアルドの曲。デヴィッド・フォスターのプロデュースによりメロウな極上のサウンドに仕上がってますね。堅実なサポートをみせるギターはマイケル・トンプソン。スタジオミュージシャンとしては本当によく活躍してますよね、彼。

M13「YOUR LIGHT」もアルドのペンによるグルーヴィーなミディアム(やや)ロックチューン。Aメロでは珍しく低域の声をセリーヌも使ったりしてて、少し変化球の1曲。スライドギターも印象的ですね。このサビはまさにアルドの世界。彼やジョン・ボン・ジョヴィに歌わせてみたい曲でもありますな。ギターソロも緩くいなたくて気持ち良いですね。

アルバムの中で最もロッキンなアレンジが施されているM12もなかなか気になる1曲ですし。

そして、やはりラストのこの曲には触れないわけにはいかないんでしょうねえ。スマッシュヒットシングルの「TO LOVE YOU MORE」ですよ。
流石、デヴィッド・フォスター!いいメロディー書くよなあ・・・ホントスゴイと思う。Aメロの時点ですでに涙出そうすからね(笑)
超有名なサビも最高。今や高田万由子を妻にしたデブ野郎の葉加瀬太郎のヴァイオリンが素晴らしい音色を奏でててこれまた涙。特にソロ後半部の畳み掛けるフレーズはもうったまらんっって!!
やっぱ名曲ですわ、コレ。

ってことで、かなりメジャーな作品ではあるんだけど改めて聴き直すと新発見がいっぱいあるはず。クレジットにはネイザン・イースト、スティーヴ・フェローンなんて名前もあって楽しい限りでしょう?

クリスマスの乗りで恥ずかしさかなぐり捨てて聴いてみましょうねー。結構ジーンときちゃいますからね。お楽しみに。
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# by sorapapa227 | 2005-12-22 01:15 | 音楽 | Comments(4)

まだまだクリスマス

ギターにこだわったクリスマス系のアルバムを紹介しまくってきましたが、今回はギターだ、演奏だ云々関係なく、大好きなクリスマスものを。

JEWELの「Joy:A Holiday Collection」ですね。
かなり有名なクリスマススタンダードの楽曲ばかりです。
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実はあんまり歌い上げ系のものって苦手なんです。男女問わず。だから、ROCK系じゃないと気持ち入んなかったんですけど。

なぜかこのアルバムは大好き。歌声が好きなんだよな。大仰でなく、かと言って小さくまとまってるわけでもない。ナチュラルなんだけど魅力あるヴォーカルの持主なんだよね彼女はきっと。

優しい声をアコースティックな楽器群が包み込んで、いかにも聖夜にふさわしいサウンドに仕上がってます。
これを聴きながらシャンパン(またかよって)とクリスマスケーキでほんのり幸せ気分味わってほしいですね。

ジャケも美しいです。
寒いの嫌いだけど、クリスマスだけはホワイトクリスマスでもいいやっていう気持ちにさせられちまう位、思い入れのある作品です。
皆様も気が向いたらぜひ。
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# by sorapapa227 | 2005-12-22 00:35 | 音楽 | Comments(0)


大好きな音楽やギタリスト、食、サッカーなど、程よくテキトーな日常日記


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