ギター職人 カール・ヴァーヘイエンの艶音
2014年 09月 23日
2013年発表だからもう1年前なのか。。。
オイラの大好きなギタリストの一人でもある職人気質溢れるこのギタリスト
カール・ヴァーヘイエン(CARL VERHEYEN)ですね。
最新スタジオ・アルバムがしっかり完成してましたとさ。
CARL VERHEYEN『MUSTANG RUN』
ギタリストとしての技術、実力、ソングライターとしての才能、全てが揃っているのに、いまだ無名に程近い立ち位置のまま。。。本国アメリカではまだしも、ことさら日本においては危機的状況ですな、、、悲し過ぎる。。。
スタジオ、セッション・ミュージシャンとしてのキャリアが長いためか、余り名前は知られてませんが、かなりイケてるギタリストだと断言しちゃいます。
ロック、ポップス、ジャズ、フュージョン、ブルース、カントリー、、、幅広い音楽ジャンルにも対応出来るスキル、熟練の技が光ります。
あれれ、誰かと似てないかって?
そうです、カールのリスペクト・ギタリストの一人がかのスティーヴ・モーズ大先生なのです。
セッションマンとしての音楽活動にあけくれていたカールに、いちギタリスト、いちアーティストとしての音楽創作活動への意欲を与えるきっかけとなったのがスティーヴ・モーズの作品、活動だと彼はインタビューで以前答えていました。
そこからソロ・アルバムをどんどんとリリースしていきますが、どれも内容が素晴らしいんですね。といいつつオイラは5枚くらいしかチェックできていませんが(苦笑)
そのスティーヴ・モーズを始め、ロベン・フォード、スコット・ヘンダーソン、ジョー・ボナマッサ、アルバート・リーら多彩なゲストを迎えて制作され日本盤もリリースされた前作スタジオ・アルバム『TRADING 8's』も最高の出来なので是非未聴の方は要チェック、マストバイでお願いしますぜ。
スリリングなイントロ、シンプルながら説得力のあるバッキング、華麗かつ流麗に駆け抜けるギター・ソロ、、、そして何より透明感溢れるヴォーカル、、、とカールの魅力が詰まりまくったこの曲だけでも彼の実力がわかるはず!!!
「Constant As The Wind」
新作でもいい感じのギターを存分に聴かせてくれますよ。
カール流フュージョン全快の爽快チューン「FUSIONEERS DISEASE」
やさしく語り掛けるような泣きのギターが心地良い「SPIRIT OF JULIA」
ややブルージーさも感じられるけど、いなた過ぎないこの感覚がPOPフィールドでも重宝された彼のギター・センス、音使いのあらわれでしょう。
ペンタトニック・スケールも使い方次第ってことですな。
エリック・ジョンソンだってペンタの魔術師と呼んでもいい位ペンタトニックを多用するけど、いなたさゼロだもんなあ。
そうそう忘れちゃイケません。
オイラがカールの楽曲の中で最も好きなこの曲も是非!!!
2ndアルバム『GARAGE SALE』のタイトル・チューンですね。
この完璧に構築されたギター・インスト・ナンバーには非の打ち所がありませぬ。
イントロのスケールにニヤリ、中盤のモーズ節にハっとさせられますしね。流麗に組み立てられたソロも文句無しです。
さ、ここまでグイグイと書かれたら聴きたくなってきたでしょう、さすがに(笑)
ぜひアルバムごとチェックして”カール・ヴァーヘイエン”の名前を耳に頭に刻み付けて下さいね。
あ、まわりのギターキッズへの布教活動も合わせてお願いします~