次世代ギターヒーローと言われ早・・・ジェフ・コールマン
2005年 11月 07日
その時によく名前が取り上げられていたのが、マティアス・エクルンドや今回取り上げるジェフ・コールマンなんかでした。
ふーん、それなら軽~くでもチェックしてみようかななんてノリで聴いたのが彼、JEFF KOLLMANの2ndソロアルバム「INTO THE UNKNOWN」でした。勿論全曲インストですよ
正直に言うと一聴したところではあんまりインパクトなかったんですよね。
ギターサウンドがエフェクト痩せしていて芯がイマイチはっきりしないなあってのもあり、楽曲もまあまあかななんて・・・
でもね、そこで諦めないんですよオイラは(笑)
何回も聴いてるうちにやっぱこの人センスあるんじゃねえかって。
キャッチーさを売りにしたメロディック系インストではないから、インパクトには欠けるが、計算し尽くされたフレージングに妙があるんですね。
スタジオミュージシャン歴も長い彼、ROCKはもといJAZZ、FUSION、ラテン、ファンクなど様々な音楽的要素を取り入れ、幅広い音楽性、安定感のあるテクニックが抜群なのでしょう。
この作品はROCK寄りのHARD FUSIONって感じで聴き応えがあります。
アコギの曲なんかも技術はサスガに素晴らしいです。
時おり、ピッキングが荒いのも実は好みだったりします(笑)
オススメは流れるようなスケールフレージングが快感なM5、展開激しくメカニカルなM10、ちょっとアンディ・ティモンズっぽさも感じられるM13あたりでしょうか。
彼、色々な音楽活動してるんですよ。ワーカホリック系ですね、間違いなく(笑)
その一つがバリー・スパークス(B)、シェーン・ガラース(D)というイングヴェイ~MSG~B'Zという経験値も実力も十二分な屈強のリズム隊と結成しているユニット“COSMOSQUAD(コズモスクアッド)”です。
はっきりいってこちらの方がオイラ的にはオススメだったりします。
1stアルバム「COSUMOSQUAD」が良いのですよ、本当に。
音楽性はソロとほとんど同じでHARD FUSION系なんですが、よりこちらの方が多彩です。ラテンフレイバーやファンクの要素が強く、内容的にもヴァラエティーにも富んでます。思いっきりJAZZっぽい曲もあるし、懐広いのねー。
またジェフのギターサウンドがこちらの方が全然良いっ!勿論予算の違いもあるとは思うけど(笑)リズム隊に引き出された部分も多いと思われますね、ハイ。
イキイキしてますから、フレージングが。あまり計算に走り過ぎないって言うか、チョーキングなんかにも感情入ってたりしてね。
オススメはハードラテンフュージョンなM1、変拍子にややプログレっぽさが痛快なM7あたり。でも全体的にこちらの作品は佳曲が多く、じっくりそしてゆる~く聴いて欲しいですね。
あ、そうそう本職のバンド、EDWINDARE(エドウィン・デアー)も紹介しておかなきゃあ(笑)
オハイオ出身のスタジオミュージシャンが中心となり集結したインテリ系ハードロックバンドですね。
ベースは今やアーテンション、マグニチュード9他いろんなところで大活躍のケヴィン・チャウンですよ。
オイラが聴いたのは3rdアルバム「MY TIME TO DIE」!
一言、大人のハードロックです。ヒジョーにスマートなんだなあ。じっくり聴きたくなる好盤ですね。メンバーのテクニックはさすがですね。主役のジェフも切れ味鋭いバッキングにソロにと魅せます見せます!!こちらでのプレイの方がストレートでわかり易いですねえ。派手さもあるし。リフとかもね。うん、ここでのプレイもやっぱいいなあー。
ただ全体的に楽曲は良いんだけど、メロディーのインパクト的には少し弱めかもなあ。だから大人向けなんですね、オイラの感想が。でもとーっても深みはありますよ。聴けば聴くほどのスルメ系でしょう。こういうHRバンドって大切だなと思っちまいます。
とゆうわけで、次世代のギターヒーローというにはまだちーと無名過ぎる(笑)ジェフ・コールマンを一度チェックチェックしてみて下さいまし。