クリスマスもギター三昧 その2

1があれば2に続く。
というわけ(?)でまたまたSTEVE VAI監修のギターインストによるクリスマスアルバム「Merry Axemas vol.2」ですね。
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前作同様に有名ギタリスト(今回はベーシストも)達による素晴らしい共演が楽しめる好企画ですね。vol.2だからってナメてはいけませぬ。今回の参加者も負けず劣らず豪華布陣ですからね。まあ個人的には前作の方が好きなんですけどー(笑)

まずM1はルークことSTEVE LUKATHERですね。サイモン・フィリップスのドラムに呼応するかのように、ハードフュージョン風にアッパーに料理してます。この人はエフェクト痩せしないんだよねギターサウンドが。あんなラック積んでるのにさ(笑)洗練されたフレーズはサスガ。このコード感もスタジオミュージシャン的センスを感じてしまいます。

M2はJOURNEYとしてもエンジンが掛かりだしたNEAL SCHONですね。相棒ジョナサン・ケインの鍵盤をバックに優雅かつメロディックに歌い上げてます。かなりクリーンな音色で歪みもマイルド。一音一音大事に弾く様はSANTANA~JOURNEY初期には考えられない風格かも。

M3は出ましたテクニカルな遊び心を持つSTEVE STEVENSですね。お得意のアコギ(フラメンコ風フレーズがまたよいんですわ)による静かで切ないアレンジから始まり、突如としてロックンロールギターが暴れだす展開はやはりこの人ならでは。相変わらずの光線銃+ピックアップ技やオリジナリティ溢れる(ワンパターンとも言うが)必殺フレーズも後半部にたくさん飛び出し、「またかよー」と思いながらも楽しんじゃうんですねえ(笑)

M4はオイラの大好きな「そりすべり」をSTU HAMMが軽快にベースソロで演じてくれてます。この人はどんなフレーズを弾いてもなんだか明るいんだよね。キャラかなあ(笑)

M5はこのアルバムイチ押しのTREVOR RABINですね。90125で賛否両論を浴びた彼ですが、ソロアルバムのマルチぶり、メロディーメーカーとしてのセンスは間違いなく非凡なものを持っています。今回のアレンジの妙も彼ならでは。繊細なアコギに優しく伸びやかに弾きあげるエレキフレーズは説得力が抜群。弾きまくりで攻撃的な部分も見せつつ、やはりロマンティックに決めてくれるところはね、サスガですねえ。

M6は野獣ZAKK WYLDEが珍しくアコギでメロウな「ホワイト・クリスマス」を披露。優しく繊細な音色は彼の天使の部分でしょう。アルペジオのバッキングが美しいです。時折豪快な速弾きを盛り込みらしさもチラ見せ。

M7は貴公子JOHN SYKESがマルコ・メンドーサのフレットレスベースをバックに極太なサウンドを聴かせまくり。しかしヴィブラートは相変わらずの威力だし、ピッキングハーモニクスは極悪だしね。どんなに優しいフレーズを弾いてもヘヴィメタになっちゃうこの人、やっぱ好きなんです(笑)

M8はROBIN TROWERが渋く決めてます。ギター本体が鳴ってる様なナチュラルな歪みが非常に心地良いです。泣いてますね。

お次のM9はAL DI MEOLA様ですね。いかにも彼らしいラテンフュージョンなアレンジの中OVATION(と思われる)アコギの音色が切なくも心地良く駆け巡ります。ハーモニーの付け方も独特だしなあ。クールに決めてくれてますね。

ラストはTED NUGENTが豪快かつ奔放にヘヴィーなロックンロールでクリスマスを楽しく盛り上げて締めてくれてますね。ピッキングハーモニクスが気持ち良いのよ。単純明快なバッキングも勢いを加速させてて痛快。やはりロックンロールはこうでないと!お手本ですね。ペンタソロも暴れんばかりの激しさで決めちゃってます!

と、怒涛の全10曲。前作に比べるとこちらの方がアッパーなクリスマスって感じかも。楽しくいきましょうって。しかし、こうも様々なギターをクリスマスソングで味わえてしまうなんて幸せだと思いません?(笑)vol.1をじっくり聴いて涙しつつ、こちらでアゲて下さいね!
Tracked from D9の響き at 2005-12-20 00:46
タイトル : MerryAxemas Vol.2('98)/MoreG..
昨日の続きです。Vol.2です。Vai師は弾いてません・・残念! #1.STEVE LUKATHER“The Christmas Song”: 5年後に自分のやつ(SantaMental)でスローバージョンやってますね。これはこれでSimonPhillipsのバックで気持ちいい感じです。 #2.NEAL SCHON“O Come,O Come Emmanuel”: JonathanCainとのデュオです。Nealはほんとにまじめなギターを弾く人です。いつも真っ向勝負で気持ちいい音出してますね。 ...... more
Commented by gw at 2005-12-18 22:14 x
実は未聴な第二弾!(笑)シーズンが終わる前に聴かないとまた一年くらい先延ばしになりそう・・・。
Commented by isle_venus at 2005-12-18 23:27
こんにちはー
私もvol.1聴いてから やっとこっちも聴きましたよ。

確かに面子もvo.1に負けず劣らず豪華ですね。
まぁ皆さん同様vol.1のほうが圧倒的に聴いてる回数多いですが…

しかしJohn Sykesのアレンジにはある意味笑ってしまいましたよー
クリスマス・ソングちゃうやん!
しょっぱなからお得意の泣きビブラートの連発で
ハッピーじゃなくて なんか悲しくなってきちゃいましたもん。

サイクスファンにはあれがまたたまらんのやろうな・・・
私もバンドいたサイクスは好きですが
これ、アルバムの中ではかなり浮いているような気がします(汗)

こん中では、ルカサーのが1番好きかな?
Commented by sorapapa227 at 2005-12-19 09:54
gwさん
そうなんですよね、vol.1に圧倒されてなかなかこっちには手伸ばしずらかったです(笑)
でもね、結構イケてるんですよ。ROCK色は強いですが、なかなかの好盤なので、冬が終わる前というか、今週中に聴きましょう(笑)なんてね。
Commented by sorapapa227 at 2005-12-19 09:55
isle_venusさん
どうもです。確かにジョン・サイクスは張り切ってて笑いありですね。でもある意味オリジナリティー感じたりもして微笑ましかったりします。
Commented by elmar35 at 2005-12-20 00:45 x
私もLukeの#1がらしくて好きです。
これもTBさせてもらおう・・度々失礼しました!
Commented by sorapapa227 at 2005-12-20 01:07
elmar35さん
こちらもTBありがとさんです。ルークいいっすよね。これ位弾いてくれると嬉しい限り。となると、ルークサンタの「サンタメンタル」の記事もアップせねばいかんとですかね(笑)
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by sorapapa227 | 2005-12-18 16:43 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(6)

音楽やギタリスト、食、サッカー、散歩など、程よくテキトーな日常日記


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