神?仙人?孤高のギター伝道師 JINMO

謎の超技巧派ギタリストにして、文筆家としての類稀なる才能を併せ持ち、さらには現代アートと音楽の芸術的融合までも描きつつ、様々な活動で刺激を与え続けているアーティスト。

彼の名はJINMO(ジンモ)!
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オイラのJINMOとの出会いは高校の時。ギタマガにおけるライナー、解説、採譜などでの文章が印象的だったんです。特にウリ・ロート、ヴァイへの思い入れ溢れる発言は記憶に残っています。またね、ルックスがインパクトで(笑)誰だろうなこの人なんて思っていた頃、丁度ニューアルバムが発売されました。
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「ARS NOVA JINMONIA Vol.1」がそれです。
正直大胆いや大袈裟ななタイトルだなと(笑)またJINMOが和服を纏い、怪しげな表情をした写真が新興宗教チックで胡散臭くて、、、でもね結局仕入れちまいました(笑)

聴いてみたら激ヤバでした!!!演奏はJINMOがギター、ベース、プログラミングと全て行っています。今聴くと若干打ち込みのサウンドに時代を感じてしまいますが、圧倒的なエネルギー、破壊力は時代を経ても全く持って色褪せません。

ギターに関してはピッキング、フィンガリング、タッピング、スウィープ、アーミングとどれをとっても超絶過ぎてお口アングリ状態です。42フレットという脅威のギター、MEWを駆使しての楽曲なんかねえ、、、

M1「シリコン・チャイル」
オーケストレーションが美し過ぎるギター・コンチェルト!JINMOはオラトリオ(聖譚曲)という表現を使っていますが。美しいメロディーの中を、時折猛烈な速弾きによるフレーズが飛び交い、かなりカッコ良すぎっす。

M2「変革する脳内麻薬物質」
複雑すぎるリズム、変拍子が、何故か徐々に一体化されていくと言う奇抜な楽曲。暴力的なベース、ギターソロがまた危険です(笑)

M3「飛鳥」
和音階、チョーキングを多用した日本的メロディーが印象的。JINMO流の泣きなギターが身に染みます。

M4「雅」
京都の嵐山の桜をイメージしたというこの曲。オーバーダブなし、TAPを中心に演奏されるのだが、とにかく儚く美しい。

M5「紫の煙」
JINMOも敬愛するジミヘンのカヴァー。打ち込みのサウンド感もあるが意外にPOPに聴こえます。後半部はギターのバトル的掛け合いになっており、聴き応え充分。

M6「いざないのうた」
パーカッシブなアコギが印象的な1曲。しかし、このリズムでユニゾンするのって、いくら打ち込みとは言え至難の業でしょう。

M7「美幽」
JINMOのギターが思う存分楽しめる曲。やりたい放題の強烈ギターが全編に渡って鳴り捲ります。でもねやはりカッコええっす。無機質なようで美しさを感じるフレーズの連続、ノイジーなんだけど耳障りでないサウンド、信じられません。

M8「神の娘に」
変則チューニングによるアコギ曲。どこか雰囲気的に宗教的な臭いも感じさせますが、、、やはり古の和の香りも。。。ヴォーカルはまじに怪しげっす(笑)

M9「幻覚の太陽」
TAPのみによる小曲。この音程差といい、メロディー、サウンドといい、シンセによる即興曲のような感じ。しかし技術的にはかなりハイクラスでもう脱帽。。。

M10「お宅の日常」
突如現れるPOPソング。当時の社会を反映したかなりシニカルな歌詞が頭に残ります。でもバッキングにも超絶ギターの嵐(笑)ギターソロはワウかまして歌い上げてて珍しくメロディック。

M11「厩戸王子への返歌」
聖徳太子をインスピレーションの題材にし、スポンテイニアスなインプロヴァイズで作り上げたような楽曲。とにかく奔放に弾きまくるギターがヤバいっす。

M12「パガニーニ:奇想曲第5番」
サウンドチェックの時のテイクだということもあり、やや粗めながらも、ものすごいエネルギーを感じさせられる仕上がり。勢いがスゴイ。しかしやっぱこの人巧過ぎます。

M13「宝殿独吼曲」
一定のリズム、変化のないコードの中を超絶のギターで色付けしていくという危ない曲。JINMOのギターテクが存分に発揮されています。しかし、ずっとずっと弾きまくっているのに、とにかく引き出しが多いのよね。

M14「溺愛」
この曲のみバンドレコーディングによる昔の作品。JINMOも当時の自分の演奏を幼稚だと表現していますが、なんのなんの原点が感じられて好感触です。また今よりフレーズがストレートで聴き易いし(笑)

この人は基本的に文章では説明しきれない摩訶不思議なギタリスト。もう作品を聴いてもらうしかないでしょう。上記アルバムは彼の作品の中では比較的オーソドックスなものだと言えますのでまずはこちらからぜひに。この後さらに加速していき、よりインプロヴァイズ主体の現代音楽(アート)の方に向かっていきます。最早一ギタリストの観点では語れない、芸術家的な意味合いが強くなって来ている印象です。

そんなイッちまった彼にも触れたいという方は、まず第一歩として、無伴奏ギター独奏によるニューヨーク・ニッティングファクトリーでのLIVE作品「紐育にて LIVE AT THE KNITTING FACTORY」にもチャレンジしてみて下さい。
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残念ながらオイラはいまだにこの作品を消化しきれていません(笑)

そんなわけで、孤高の現代芸術家JINMOのギターに一度触れてみて下さい。自分の理解を遥かに越えていても経験は経験ですから(笑)
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by sorapapa227 | 2007-01-28 14:27 | 音楽 | Comments(4)
Commented by ドイツ特派員 at 2007-01-28 15:30 x
Sorapapaさん、

どこまで持ってるんですか(笑)。と言いながら、私も「コントルアタック」を一枚持っていたりしますが。確か彼自身、「1stはまだ商業主義の名残がある。おもねいていたところが残ってしまっている」とか言っていた記憶があります。同じ仙人でもウリよりあっちに行っていながら、ウリより笑いのセンスはありそうですな。
Commented by elmar35 at 2007-01-28 16:17 x
コンチワ・・いきなり凄いヴィジュアルですね。
この方、名前とルックスには覚えがありますが、音源は未体験です。
・・強烈に聴いてみたくなりました。(笑)
Commented by sorapapa227 at 2007-01-28 21:08
ドイツ特派員さん
何を何を、「コントルアタック」シリーズに手を出している方がよっぽど危ないですって(笑)でも、あの中にかなりROCKよりのものがあると、雑誌で読んだんで、いつか聴いてみたいとは思っていますが。。。
笑いというかユーモアのセンスはウリどころか大槻ケンジ並だと思いますよ(笑)
Commented by sorapapa227 at 2007-01-28 21:11
elmar35さん
こんばんわ。
いやいや容姿も演奏もかなり危険な方なんで、ぜひ恐いもの聴きたさってことでチャレンジしてみて下さい(笑)
ただ、楽曲構成、メロディー、演奏技術含めかなり難易度高いので、聴いてると体力消耗してどっと疲れます(笑)


大好きな音楽やギタリスト、食、サッカーなど、程よくテキトーな日常日記


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